* * *
身体も 心も
みんな
ひとりひとり
ちがうように
みんな
ひとりひとりに
ちがう
使命を
持ってる
今 自分の使命に
気付いている人だけが
しあわせな人?
選ばれた人?
じゃあ
自分の使命が
なんなのか
わからない人は
ふしあわせなの?
ダメな人なの?
ううん
それは
ちょっと
ちがうよ
輝いて見える人は
あなたより
ちょっと先に
気付いただけ
その差が
あるだけ
ただ それだけのこと
地球は
太陽の周りを
回っている
人は
地球が太陽の周りを一周したら
一つ歳をとる
みんな
何周目で
自分の使命に
気付けるのか
やっぱり
ひとりひとりに
それぞれに ちがう
あきらめないならば
いつかきっと
それに
出逢える
人によって
それは
一周一周
気付けるものが ちがっていて
観えるものが ちがっていて
たとえば
それは
競技場のトラックを
何周も走って
マラソンしてることと似てるね
辛いと想うときは
そればかりしか
想えないし
だれかに 追い抜かれて
悔しくてたまらないときもある
だれかの
背中を
必死に追うときもある
目の前を誰も走っていなくて
自分が先頭に立っていて
行き先も分からず
ペース配分も分からず
不安になるときもある
大雨が降ってきたり
日差しが強すぎたりして
それが鬱陶しいときもある
身体が
あちこち悲鳴をあげるときもある
だれかの
声援が聴こえるときもある
笑われるときもある
誰も気付いてくれないときもある
こんなことして
何になるんだろう?って
自分が生きている意味が
わからなくなって
自分の存在を否定してしまうときもある
もう走ることを
やめてしまおうと思うときもある
あのカーブを曲がると
いいことがあるかもと
がんばるときもある
誰かが
伴走してくれるときもある
辛いのは自分だけじゃないんだ!って
気付きはじめて
そして
道ばたに咲く
花の美しさに
やっと気付けたころ
風の優しさに気付き
緑の美しさに気付き
空の美しさに気付き
雨に打たれても
それが心地よく感じられるようになり
がんばってる人の力に
なってあげたくなったり
声をかけてあげれるようになったり
そして
鳥の鳴き声に
耳を傾けるようになれたころ
ようやく
じぶんに
できることに
気がつきはじめるんだね
自分の使命に
最初の一周目で
気付ける人なんていない
何周も
何十周もして
だんだんと
気がつけるようになってくるんだ
このほしの
全ての生命は
太陽の周りの軌道を
くりかえし
くりかえし
回っているんだ
だから
くりかえすということは
とても
たいせつな
ことなんだ
同じような あやまちを
繰り返している自分を
責めてばかり
しなくてもいい
決して
無駄なことなどないから
それは
自分を磨いている
ということなんだから
そして
自分の使命に
気付いたら
次は
どうなるんだろう・・・
悟れば
きっと
それまでだろう
悟らないならば・・・
まだ
観たこともない
知らない世界が
どんどんやってくる
得たものを
手放していけば
与えていけば
あたらしい出合いが
またやってくる
過去に通ってきた道は
触れることはできなくても
記録として
刻まれているから
目にも見えるし
想い出すことができる
未来は
目が見えている人でも
目が見えていない人でも
瞳を閉じても
開いていても
どうなるかっていうのは
見えることはない
この先の出合いが
どうなっているのかを
知ってる人なんていない
想い描くことはできても
どんな人にだって
そんなこと
わかるわけがない
いつか この肉体と
別れるときが
誰にだって
必ずくる
この 約束ごとだけ
それだけ
知ってたらいい
それがいつになるかなんて
誰も知らないんだから
それを探すことはしなくていい
不安になることをしなくていい
不安な未来を想い描くより
自分の魂が喜ぶ未来を
想い描いたらいい
たいせつなことは
きっと
自分の命を
キラキラと
最期まで
輝かせながら
生きること
ロウソクの炎が
最期にパッと
一瞬輝いて
そっと消える
その瞬間
やっと
観える世界があるだろうから
そのとき
やっと
悟ったらいい
今
人生を悟る 必要なんてない
探すことも 必要ない
今は ただ
この一瞬に
生きているということを
意識すること
そして 感謝すること
命の歓びを感じること
それを持ち続けること
自分が
覚悟さえ決めたら
目の前の扉が
パァーッと開く瞬間が
わかるから・・・
そのときは
もう迷わずに
真っすぐに進めばいい
それが
あなたが
探していた
未来への
扉だから
その扉を
開く鍵は
あなただけしか
持っていないのだから
それを
ただ
あなたは
いつも
信じていたら
いい
きっと
扉のむこうで
あなたの
笑顔が
待っている
こたえは
いつだって
風に
吹かれている
* * *
Photos & words ©︎2009-2019 Takejiro Ushiroda.
0コメント