🌕皆既月食🌑

３年ぶりの皆既月食が、観測できそうな天気だったから夜中に出かけた。

 欠けてゆく、お月さまを眺めていると、

５人の大学生が男女で皆既月食を観に来た。

 一人の男子が声をかけてきて、

長崎の大学に通っていて福岡出身ということ、

初めて皆既月食を観に来たこと、

月食の時は月は赤く見えるのですか？

など、色々とお話しができた。 

最近は、流星群が観れる日などでも、夜空を山に登ってまで眺めている人も少ない。

若者だけでなく大人たちも、すっかりSNSやYOUTubeで見る側になってしまって、

非日常をバーチャルで愉しむ風潮があり、

ロマンチックさが乏しい世代のように感じていたので、

夜中の３時頃に若者と会話ができたことは嬉しかった。 

立派なカメラで撮影されていた男性カメラマンは、とてもすてきな写真を撮っていた。

話してみるととても気さくな方だった。 

さて、どうして月食の時、お月さまは赤っぽく見えるのだろうか？ 

それは、大気には目には見えない小さなチリが浮遊していて光は反射や屈折をしながら、長い波長を持つ「赤」が通過して観えるという原理だ。

夕焼け空の赤い光が長く残って見えたり、 ものすごく遠くの街灯りに赤っぽいオレンジ色だけが届いて見える現象と理屈は同じだ。 

もしも大気中が、果てしない宇宙空間と同じように、真空状態で何も無ければ、音も響かないし、色も反射しないから、皆既月食が起きた時は、おそらく月は真っ暗になって探すことが出来ないだろう。 

逆に、夜空の遠くの恒星たちが、青や白い光が届いて見えるのは、宇宙空間にチリが無いから、ということだろうなぁ

今朝、雨が降って空には虹がかかった。 

雲の切れ間から青空が見える。 

これも、小さなチリが浮かんでいて、『大気圏』があるからこその奇跡の出来事なんだな。 

私たちが暮らしている『地球』は、奇跡の星。 

地球の長い歴史の、ほんの一瞬の、まばたきするような時間の中の奇跡。

　それが『今（Present）』だ🎁✨ 

雨が降り、花が咲き、山々が広がり、雲が流れ、青空が見える。

当たり前じゃない、この奇跡の星『地球』 

お月さまは、かつて自分も地球のように美しかったのだと、

静かに眺めながら、いつかあなたもこうなるのだよ

と教えているのかもしれないね。 

さぁ今日も素晴らしい一日が始まりました✨ 

ありがとう地球さん🌏 

日もよろしくお願いします🌱