草刈り機を使わない理由

で〜ん!!ヒキガエル登場!!

叔父さんが(体調崩して)1年以上放置していた畑の草刈りをした。

鎌を使って、サクサク刈ってゆく。

すると、

ピョ〜ン♪ というよりも ボテッ! という感じで

ヒキガエルが草むらの中から登場した^□^;


「うわっ!デカかヒキガエルのおった!!」


と言うと、叔父さんがニコニコして言った。


「そうやろ? ようおるとって^^

 だけん、オイは草刈り機は使わんとさ〜

 当てて殺してしまうけんなぁ

 可哀想かろうが。」


叔父さんの考え方が聴けて、嬉しかった。


大工さんだった叔父さんは、仕事のことはとても厳しい人だけど、

生きものたちのことがとても好きで、すごく優しい一面を見せてホッとする。


自分が、田畑での野良仕事が好きな理由は、いろんな生きものたちに出逢えるからだ。

(大規模営農には向かない正確なのは、自分でも理解している^^)


生きものが好きなのは、子どもの頃から野山で遊びながら、

自然と身に付いていた事だと想っていたのだけれども、

きっと物心ついた頃に、叔父さんのこういう感性、考え方などに接していたんだろうなぁ・・・

無意識のうちに、自分の中に刻み込まれている感性なんだね。


育てられていなくても、何処か離れた遺伝子で、似ている感性が育つこと。


それが確認できたようで、嬉しくなった。


魂が歓んでいるような瞬間^^


ヒキガエルが大切で、毛虫やヘビなどの他の生きものたちと刈る草たちは大切じゃない という意味ではなくて・・・

草を刈る必要性があることは、田舎で生活をしてゆく際に避けては通れないことだから、

何を選択するかということに自分はいつも手作業を選ぶ。

大規模な機械を投入し、無差別に無慈悲に、何もかも薙倒すやり方は、自分は好きではなくて、手作業では時間がかかるとしても、人力で切り開くほうが、自分の気質に合っているということを、自分自身が理解しているということ。

叔父さん、ヒキガエルさん、そして、自分に刈られてしまった草さんたち、知らずに踏み潰された小さな虫さんたちも、みんなに感謝しよう。


地球かあさん、今日もありがとう。


〜風の紙芝居師〜たけちゃん☆ の生きもの日記♪

田んぼや畑など、身の回りで見かけた、草花や鳥さん、虫さんなど・・・ 大好きな写真撮影をして、お気に入りのショットを公開します。 (※記事のSNS等へのシェアOK。写真や詩の無許可使用はNGです。) ©️1999-2022.Takejiro Ushiroda〜Little wing〜

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